中国:1-11月期の固定資産投資は前年同期比26.8%増-伸び鈍化(2)

中国国家統計局が14日発表した2007年1 -11月期の都市部固定資産投資は、前年同期比26.8%増の10兆600億元(約 154兆円)となった。投資の伸びは鈍化し、融資抑制を図る政策の下、中国の 景気過熱が沈静化し始めた可能性を示唆した。

1-10月期の伸び率は同26.9%だった。1-11月期の伸び率は、ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト18人の予想中央値(前年同期比

26.6%増)を上回った。

投資の伸びが多少鈍化しても、11年ぶり高水準のインフレ率と貿易黒字拡 大を背景に、景気過熱に対する中国人民銀行の懸念は和らぎそうにない。現在 の投資ペースでは、世界経済が減速しているのに工場が新設され、企業の生産 能力が過剰となるほか、利益減少や不良債権増につながる可能性がある。

アクション・エコノミクス(シンガポール)のエコノミスト、デービッ ド・コーエン氏は「当局の引き締め努力で伸びはやや鈍化したが経済成長は依 然として非常に強い」と指摘。「景気過熱を避けるためには年内の追加利上げ が理にかなうだろう」と述べた。

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