米大リーグには薬物使用がまん延、調査団が報告書-クレメンス選手も

米大リーグの薬物使用問題で、同リーグの コミッショナー、バド・セリグ氏が団長に任命したジョージ・ミッチェル元上 院議員率いる調査団は13日、1年8カ月にわたる調査に基づき、選手と球団経 営陣はリーグ内で薬物使用がまん延している事実を黙認していたとする報告書 を発表した。

311ページからなる同報告書は、ロジャー・クレメンス、アンディ・ペティ ット両投手やミゲル・テハダ内野手などオールスター出場経験選手を含む現・ 元選手が筋肉増強剤ステロイドを使用していたと指摘。外部の薬物検査機関の 使用や、ステロイド使用について調査する独自の調査団の結成を大リーグに勧 告した。

ミッチェル元議員は「大リーグにおけるステロイドの使用は広範囲にわた っていた」と説明。「対応は遅く、初期の措置は効果がなかった」と指摘した。

クレメンス選手は代理人ラスティ・ハーディン弁護士を通じ、薬物使用を 否定。ハーディン弁護士は「ロジャー(・クレメンス選手)の名前をこの報告 書に含めるのは非常に不公平だと、わたしは謹んで提言する」とした上で「彼 は全くの虚偽の申し立てによるものだと強く主張しているが、彼には闘うべき 意味ある手段が何もない」と述べた。

ミッチェル元議員はセリグ氏に対し、「深刻な」違反がない限り、この報告 書で薬物使用を指摘された選手を罰するべきではないと指摘。セリグ氏は、報 告書発表後の記者会見で、指摘された現役選手に「ケース・バイ・ケース」で 対応する方針を示した。

大リーグ選手会の専務理事、ドナルド・フェア氏はテレビ中継された記者 会見で「多くの選手が名指しされ、彼らの名声は傷つけられた。その影響は恐 らく永久に消えないだろう」と語った。

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