SQ値算出後に日経平均は一段高、円高修正で電機が上昇-短観下振れ

朝方の東京株式相場は徐々に上げ幅を拡 大し、日経平均株価が100円以上の上昇。株価指数先物・オプションの特別清 算値(SQ)は1万5513円61銭と、前日終値と比べて22円91銭安かったが、 相場の波乱要因を無事通過したとして、SQ算出後は先物主導で戻りを試す展 開となっている。

外国為替相場で円高修正が進んでいることを受け、アドバンテストやファ ナック、東京エレクトロン、ソニーなどの電機株が上昇。コマツなどの機械株、 三菱商事などの大手商社株、商船三井などの海運株といった新興国需要の恩恵 を受ける業種も買われている。東証業種別33指数は28業種が高い。

午前9時29分現在の日経平均株価は、前日比126円51銭(0.8%)高の 1万5663円3銭。TOPIXは同9.79ポイント(0.7%)高の1525.89。

円高修正、短観下振れも後押し

外国為替相場では、円高修正基調が続いている。東京時間早朝のドル・円 相場は1ドル=112円21-47銭で推移。前日の東京株式相場の終了時間の1 ドル=111円72銭から円安水準となっている。11月26日には1ドル=107円 23銭まで円高が進む場面があった。13日発表の米小売売上高と米生産者物価 指数(PPI)が市場予想を上回り、米国のリセッション(景気後退)懸念が 後退、ドル買いが優勢になっている。

午前8時50分に日本銀行から発表された全国の企業を対象に行った企業 短期経済観測調査(短観、12月調査)では、大企業・製造業の業況判断指数 (DI)が今年3月調査以来、3期ぶりに悪化したほか、先行きの見通しが軒 並み悪化した。為替相場では円売り材料となり、短観発表後は一段の円安進行 となった。

興銀第一ライフアセットマネジメントの小出晃三チーフエコノミストは、 「大企業製造業DIは市場予想より悪かったが、企業自身が3カ月前に予想し ていた数値の19とは一緒だった。この間の収益、出荷、生産の動きが鈍く、 特に原油上昇で先行き懸念が強まったと見られる」と指摘している。

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