イオン社長:新規出店数抑えても環境投資を強化、「エコストア」拡大

総合スーパー国内最大手イオンの岡田元也 社長は13日、都内で開かれた展示会で一部記者団に対し、今後は新規出店数を 抑えてでも環境面に投資を振り向ける方針を示した。2009年以降に環境面への 投資をさらに強化、コストはかかるものの環境に配慮した「エコストア」の出 店を増やすことを強調した。

投資目的として新店、改装、IT(情報技術)、人材教育の4項目に加え、 岡田社長は「今後は『環境投資』という独立項目をつくるべきだ」と指摘。普 通の店舗に比べてエコストアは費用がかさむが、「09年度以降からは新店投資を 削減してでも環境面に振り向けなければならない」と語った。

岡田社長は、例えば単体の設備投資額1500億円をその90%に抑え、10% 分を環境面に振り向けるといった考え方が必要と説明。「環境負荷を増やさずに 効率経営をしていかなければならない」としたうえで、「エコは消費者にとって 当たり前になりつつあり、自分のコミュニティーにこの企業を受け入れていい のかどうかが問われている。一般市民から認めてもらわなければ、企業として 生き残っていけない」との見解を示した。

既存店舗は改装時にエコストアへの転換を進める。通常の店舗に比べ、エ コストアはCO2(二酸化炭素)を約2割削減することが可能。イオンのエコ ストアは千種ショッピングセンター(愛知県名古屋市千種区)など現在4店舗 ある。

イオンの株価終値は前日比74円(4.1%)安の1723円。

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