円とスイス・フランは来年上昇へ、キャリー取引縮小で-リーマン

米証券4位リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの世界為替調査責任者、ジム・マコーミック氏(ロンドン在勤)は、 円とスイス・フランが2008年はドルに対して上昇するとの見方を示した。世界 の景気減速や信用収縮を受け、低金利の両通貨で借り入れた資金を高金利通貨建 て資産に投資するキャリー取引の需要が後退するためとの理由を挙げている。

マコーミック氏は、円が12日時点での1ドル=112円の水準から来年半ば までに95円に上昇する一方、スイス・フランは1ドル=1.13フランから1.12 フランにフラン高が進むとみている。

銀行融資の低迷が主要10カ国(G10)の景気減速につながるとの懸念から、 キャリー取引に対する意欲が薄れてきている。円やスイス・フランは、キャリー 取引によく利用される通貨。

マコーミック氏は6日、08年の為替見通しに関する報告で、「G10のキャリ ー取引戦略の面において、再び難しい年になりそうだ」との見方を示し、「来年 にかけてリスク状況の改善を見通すのは困難だ」と指摘した。

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