香港の銀行、サブプライム危機で減益もしくは赤字転落も-香港当局者

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に 相当)の任志剛(ジョゼフ・ヤム)総裁は13日、米サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローン市場の破たんの影響で、香港の銀行は減益もしくは損 失を計上する可能性があるとの見方を示した。

同総裁は北京での記者会見で「香港にはサブプライム危機に関連した構造 的な問題はない」と指摘しながらも、「短期的そして各行にとっては大きな問 題だ。銀行が減益もしくは赤字に転落することが考えられる。最悪期はまだ終 わっていない」と語った。

資産総額で香港最大の銀行、中国銀行(香港)は10月30日、9月末時点 でのサブプライム住宅ローンに関連した資産担保債投資額を96億香港ドル(約 1380億円)と発表。同行は貸倒引当金として5100万香港ドルを10-12月期に 計上した。

香港3位の銀行、東亜銀行は6億ドル相当(約670億円)の債務担保証券 (CDO)を引き続き保有している。同行の戦略計画責任者、アンジェリン・ ツェ氏は電話インタビューで、この中にはサブプライム住宅ローンが含まれて いないことを明らかにした。同氏はさらに、信用市場の混乱が「評価額に影響 を及ぼす」と述べた上で、「当行も影響を免れることはできない」と語った。

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