午後の日経平均は300円超安、金融不安で銀行下げ-ソニーが孤軍奮闘

午後の日経平均株価は下げ幅を拡大し、一 時300円以上安くなった。世界的な金融不安が依然として根強く、三菱UFJフ ィナンシャル・グループなどの銀行株が一段安となり、トヨタ自動車やホンダ、 キヤノン、東芝などの輸出関連株も引き続き軟調に推移している。東証業種別 33指数はすべて安い。

豊証券の菊池由文取締役株式部長は、「あすに株価指数先物・オプションの 特別清算(SQ)や日銀短観の発表を控えている上、米株相場の波乱もあり、買 い手控えの中の調整という状況。日経平均は直近のリバウンドで1200円近く上 昇しており、調整しやすい」と指摘した。

午後2時7分現在の日経平均株価は、前日比314円9銭(2%)安の1万 5618円17銭。TOPIXは同32.38ポイント(2.1%)安の1524.55。東証1部 の出来高は15億7586万株。騰落状況は値上がり銘柄192、値下がり1467。

銀行指数の下落率は3カ月ぶり

銀行株の下げがきつく、銀行指数は東証業種別33指数のの値下がり率で第 2位となっている。銀行指数は4%以上下げ、下落率は今年9月18日(5.3%) 以来だ。東証1部の売買代金上位には、三菱UFJやみずほフィナンシャルグル ープ、三井住友フィナンシャルグループが下落して並んでいる。海外金融機関の 損失拡大懸念が強く、世界的に金融株が軟調に推移している流れを汲んだ。

ソニーが気を吐く

全体銘柄の約9割が下落する中、気を吐いているのがソニー。午後2時15 分現在の売買代金は1264万株と、3日連続で1000万株を超えている。豊証券の 菊地氏は、「ドバイ政府系投資会社が購入したと伝わってから人気化している。 相場環境が不透明な時は、こうした安心感のある銘柄が買われやすい」と話した。

過去の株価動向を見ると、ドバイ政府系ファンドによる購入が伝わった11 月27日から前日までの上昇率は14%。この日は一時2.2%の上昇となり、今年 7月30日以来の高値を更新した。東証1部の売買代金は2位。

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