デンソーは自動車業界で最高の投資先か-11カ月で17%上昇の見方も

自動車部品メーカー大手デンソーは自動 車業界で最も重要で、最高の投資先の可能性がある。最大顧客であり筆頭株主 であるトヨタ自動車の株主にとっても、デンソーは魅力的な投資先と映ってい るかもしれない。

自動車メーカー各社は安全性が高くて燃費効率も良く、低公害の自動車を 生産するため、コンピューター制御された部品を多く使用し、その分生産コス トも高くなっている。

そのためコスト削減を図ろうと、自動車メーカーは部品業者に対し部品数 を減らし、その分機能を集約するよう求めている。これがデンソーのような大 手部品メーカーに有利に働いている。同社はトヨタへ部品を供給している部品 業者のなかでは最大手。必要な研究開発費を確保できる十分な売り上げも計上 している。

新技術の開発コストが上昇するなか、米ウィリアム・ブレアのケン・マカ タムニー氏は「大手企業は今後も他社との距離をさらに広げていくだろう」と 語った。

年初からのデンソーの株価パフォーマンスは部品業者やアイシン精機など 競合他社を下回っているものの、トヨタのパフォーマンスは上回っている。ク レディ・スイス・グループとスイスの銀行大手UBSのアナリストによると、 デンソーの株価は今後11カ月以内に17%上昇する可能性がある。

UBSのシニアアナリスト、松本邦裕氏はデンソーの事業部門のなかで最 も収益率の高いカーエレクトロニクスの売り上げが2009年度には06年度比で 27%増の1兆9000億円に達すると見込んでいる。

ブルームバーグがまとめたデータによると、デンソーは昨年度、研究開発 費に2800億円を投じた。これはアイシン精機のほぼ3倍であり、米ジョンソ ン・コントロールズの3倍以上に上る。

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