11月の中国鉱工業生産:前年同月比17.3%増-今年最低の伸び率(2)

中国国家統計局が13日発表した同国の 11月の鉱工業生産は、前年同月比17.3%増と今年最低の伸び率となり、輸出 の伸び鈍化と政府の融資抑制策を受けて中国の景気が沈静化し始めていること が示唆された。

11月の伸びは、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト21 人の予想中央値(前年同月比18%増)を下回った。10月は同17.9%増だっ た。

中国政府が今年、輸出業者への税制面での優遇措置を縮小したことに加え、 世界の経済成長減速によって、同国輸出は一段と抑制される可能性がある。11 月のインフレ率は11年ぶり高水準に上昇し、中国政府は景気過熱防止を目指 し、銀行融資を抑制している。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのエコノミスト、孫明春氏(香 港在勤)は「輸出の伸びが減速するとの見通しのなか、企業は在庫の急速な積 み上がりを避けるため、生産を削減している」と指摘した。

11月の鉄鋼生産は前年同月比12.7%増と、10月の同17%増から減速。 繊維製品の生産は同14.3%増(10月は同15.3%増)、自動車生産は同

21.7%増(10月は同24.3%増)とそれぞれ伸びが鈍化した。

1-11月期の鉱工業生産は前年同期比18.5%増加し、2006年通年の伸 び率16.6%を上回っている。

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