グリーンスパン前FRB議長は「自分に甘過ぎる」-メルツァー教授

米カーネギー・メロン大学のアラン・メ ル ツァー教授(政治経済学)は12日、グリーンスパン前米連邦準備制度理事 会(FRB)議長は米金融当局の低金利政策が不動産投機を促し、現在のよう な住宅不況を招くという警告を聞き入れなかったと指摘した。

メルツァー教授はインタビューで、「グリーンスパン氏は自分に甘過ぎる と思う」と語った。「グリーンスパン氏は、自分の政策が恐らく」今回の住 宅市場や住宅ローン問題に「少しは関係があったと認めているが、それ以外 の多種多様な要因を見つけ出している」と批判した。

グリーンスパン前議長は12日、米紙ウォールストリート・ジャーナル (WSJ)への寄稿で、2003年にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目 標を1%に下げたことが、変動金利型住宅ローンの需要を押し上げ、住宅価格 上昇につながった可能性があると認める一方で、低金利政策の影響は「主要 なものではなかった」との見方を示した。さらに、金融当局はデフレを懸念 したと説明している。

メルツァー教授は、当時グリーンスパン前議長の招きを受けて会談した が、デフレ懸念について意見が合わなかったと語った。メルツァー教授は米 国の過去のデフレで大きな悪影響を与えたものは1回だけだと指摘したが、 グリーンスパン氏はデフレこそが問題だという見解を変えなかったという。

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