金融保証会社セキュリティーCの「AAA」格付け見直し-フィッチ

金融保証会社セキュリティー・キャピタル ・アシュアランス(SCA)は、格付け会社フィッチ・レーティングスによる 最高格付け「AAA」を失う恐れがある。金融保証会社の最高格付けについて は11月から、格付け会社の検討の対象となっていたが、引き下げ方向の見直し が発表されたのは初めて。

セキュリティー・キャピタル株は12日の米株式市場で22%安と急落した。 フィッチはこの日、同社の子会社XLキャピタル・アシュアランスの「AAA」 格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。

フィッチは、保証している債務担保証券(CDO)の格下げを受け、同社 の資本水準が「AAA」格付けを維持するには少なくとも20億ドル(約2240 億円)不足していると指摘した。セキュリティー・キャピタルが4-6週間内 に「確実な増資策」をまとめない限り、格付けを「AA」に2段階引き下げる としている。

フィッチのアナリスト、トマス・アブルーゾ氏は電話会議で、「AAA格 付けを支えるのに必要な金額だ」として、「当社は予防的に行動しているもの で、今すぐに措置を取るものではなく、また将来も行動するとは限らない」と 述べた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)、フィッチは過去1カ月、セキュリティー・キャピタルなど金 融保証会社7社の「AAA」格付けについて検討を続けていた。

XLキャピタルは1542億ドル相当の証券を保証しているが、AAA格付け を失えば保証事業を行えなくなる。セキュリティー・キャピタルのポール・ジ ョルダーノ最高経営責任者(CEO)は発表文で、「フィッチが示した期限内 の資本増強に向け複数の選択肢を検討する」と表明した。

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