ニッセン株が続落、為替差損や金融関連損失を計上-最終赤字が拡大へ

通販大手ニッセンホールディングスの株価 が3営業日続落。外国為替相場が想定より円高となったことを受けて、為替差 損などで営業外損失が拡大。2007年12月期の連結純損失は40億円と、従来予 想より赤字幅が10億円拡大する見通しとなり、投資家の失望売りが増えた。

午前10時36分現在の株価は前日比16円(2.1%)安の731円。一時は730 円まで売られ、短期的なトレンドを示す25日移動平均線(731円)を下回る場 面もみられた。ニッセン株は2006年7月以降、700円前後でこう着状態となっ ている。

ニッセンは12日の取引終了後、業績予想の修正を発表した。最終赤字の拡 大は、会計制度の変更を受けて3年以上の長期為替評価損を時価で評価した結 果、営業外損失が25億円増えることが主因。また来年1月以降の新規顧客への キャッシングの貸出上限金利を18%(従来23%)に引き下げることに伴い、上 限金利を超えるものを回収債権とみなし、過払利息返還関連引当金を追加計上 する。金融関連事業の損失拡大で持ち分法投資損失は10億円拡大する。

同社執行役員経営企画室長の脇田珠樹氏は、今回の一連の会計処理で「来 期以降のリスクをほぼ打ち消すことができた」と説明した。同氏は営業利益が 従来予想を18億円上回る見通しとなったことを強調、「第4四半期(10-12月) 開始以降、インターネットを中心に冬物商品の動きが良くなっている」と述べ た。

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