欧州債:10年債上昇、利回り4.28%に低下-株安で国債需要高まる

欧州国債相場は上昇した。欧米の中央銀行 による信用市場の回復に向けた措置が世界経済の減速抑制につながらないとの見 方が広がり、株式相場が下落したことが国債買いにつながった。

株式相場の下落とユーロ圏の社債保有リスクが上昇したことを背景に、安全 投資先としての国債市場への資金流入が進んだ。米銀のバンク・オブ・アメリカ (BOA)やPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ、ワコビアは12 日、不良債券に絡んだ損失が予想を上回ることを明らかにし、いまだに信用市場 が正常化していないことを示唆した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ペーター・ミューラー氏(フランクフ ルト在勤)は、「株式市場の軟調」を受けて国債相場が上昇したと指摘。「サブ プライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンによる銀行の損失への懸念は消え ていない」と語った。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後5時5分までに、前日比3ベー シスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下し4.28%となった。前日は10月 18日以降で初めて4.3%を上回った。同国債(2017年7月償還、表面利率

4.25%)価格は、0.2ポイント上昇し99.75。ミューラー氏は、同利回りは月末 までに4.2%まで低下するとみている。

ドイツ2年債利回りは前日比ほぼ変わらずの4.01%だった。

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