信用収縮阻止にはFF金利4%未満に引き下げ必要-ドイツ銀やUBS

米金融政策を最も正確に予想してきたスイ スのUBSとドイツ銀行、ドレスナー・クラインオートの3社は、米連邦公開 市場委員会(FOMC)が信用収縮を阻止するにはフェデラルファンド(FF) 金利の誘導目標を4%未満に引き下げる必要があるとみている。

この3社は1年前に、現時点の誘導目標が4.25%となることを正しく言い 当てた。ブルームバーグ・ニュースがこの3社を含むプライマリーディーラー (米政府証券公認ディーラー)22社を対象に実施した調査の予想中央値は

4.75%だった。

3社のエコノミストらは現在、少なくとも0.5ポイントの追加利下げを予 想している。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連損失への懸念を 背景に、銀行間市場での資金コストは急上昇し、3カ月物のLIBOR(ロン ドン銀行間貸出金利)と米財務省証券との利回り格差(TEDスプレッド)は 11日、2.21ポイントに拡大した。今回の利下げ局面が始まった9月18日は1.59 ポイントだった。

UBSの米国担当チーフエコノミスト、モーリー・ハリス氏は電話インタ ビューで、「サブプライム問題の金融市場への影響が連鎖反応を引き起こした」 として、「米住宅価格下落がすべての始まりだった」と話した。「今度は景気へ の影響が表れ始めている」と指摘した。

FOMCは11日、FF金利誘導目標を0.25ポイント引き下げ4.25%とし た。連邦準備制度理事会(FRB)は公定歩合を0.25ポイント引き下げ4.75% とした。

ハリス氏は米金融当局が2008年7月までにFF金利を3.5%まで引き下げ る公算が大きいとみる。また、ドイツ銀行の証券部門の米国担当チーフエコノ ミスト、ジョゼフ・ラボーニャ氏は、「FOMCはさらに後れを取った」として、 「これから市場に試されることになるだろう」と話し、08年4月までに3.75% までの利下げを予想した。

ドレスナーの米市場担当チーフエコノミスト、ケビン・ローガン氏は「住 宅市場収縮は短期に終わるものではない」として、「恐らく今は道半ばだろう」 と述べた。同氏は来年7月までに3.75%への利下げを予想している。

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