11月の米輸入物価:前月比2.7%上昇、17年ぶりの大幅な伸び

米労働省が12日に発表した11月の 輸入物価指数は前月比2.7%上昇と1990年10月以来、17年ぶりの大幅な上 昇率となった。原油価格の高騰が響いた。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想中央値は2.0%上昇だった。石油を除く輸入物価指数は 前月比0.7%上昇した。

10月の輸入物価指数は前月比1.4%上昇と速報値の1.8%上昇から下方 修正された。

11月の輸入物価は前年同月比で11.4%上昇と、統計が開始された82年 以来で最大の伸びを記録した。前月は同9%上昇だった。

項目別では石油・同製品の輸入価格は前月比9.8%上昇と、10月の

5.1%から伸びが加速。前年同月比では53%上昇した。ニューヨーク商業取引 所(NYMEX)の原油先物相場は11月21日に1バレル=99.29ドルと過 去最高値を更新した後、90ドル前後に伸び悩んでいる。

前月比16.2%上昇した天然ガスも輸入物価の伸びに寄与した。金属など 産業用素材コストは6.6%上昇した。一方、食品は前月比0.2%低下と、3月 以来のマイナスとなった。

エネルギー価格を除く輸入物価は前月比0.5%上昇、前年同月比では3% 上昇した。

資本財の輸入物価は前月比0.2%上昇、前年同月比では0.8%上昇した。 自動車・部品の輸入物価は前月比0.3%上昇し、自動車を除く消費財は0.2% の上昇だった。

米国からの輸出価格は前月比0.9%上昇。10月は0.8%上昇だった。農 産品の輸出価格は1.4%上昇、農業品を除く輸出では0.8%上昇した。

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