アジア株:過去3週間で最大の下げ、米景気減速懸念-銀行株が安い

12日のアジア株式相場は下落。MSCIア ジア太平洋指数はここ3週間で最大の下げ。米連邦準備制度理事会(FRB)が 米景気の拡大ペースが鈍化しているとの見方を示したことや、米証券大手モルガ ン・スタンレーが日本にリセッション(景気後退)の恐れがあると指摘したこと が嫌気された。

11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で決まった0.25ポイントの利下 げ幅では米国の景気拡大を再び勢いつかせるのは難しいとの観測から、みずほフ ィナンシャル・グループや英銀HSBCホールディングスなど銀行株が安くなっ た。韓国のサムスン電子やオーストラリアのBHPビリトンは、エレクトロニク ス製品や原材料の需要が鈍化するとの懸念から下落した。

NH-CAアセット・マネジメント(ソウル)で約10億ドル相当の資産運 用に携わるヤン・ヘーマン氏は、「市場心理は動揺している」と指摘し、「米景気 の減速はすでにほぼ確実で、現在、投資家はこれが世界全体の景気減速につなが るのではとの不安も感じている」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時47分現在、前日比1%安の

163.60。このままいけば、11月21日以降で最大の下げとなりそうだ。日経平均 は0.7%安の1万5932円26銭で終了した。

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