中国:ドル下落は人民元上昇より大きな懸念-次期商務相の陳氏(2)

中国の次期商務相、陳徳銘氏は12日、中 国経済にとってドル下落が人民元の上昇より大きな懸念であるとの認識を示し た。中国は米国債保有で世界2位。

陳氏は北京郊外で開催された米中戦略経済対話で、「ドルの下落は金や原油 といった主要商品を割高にし、ドル資産を保有する国や企業の富を減らす」と 指摘した。陳氏はまた、「人民元が今年、ドルに対し6%上昇したことは、中国 経済のニーズに合致したものだ」と述べた。

米財務省によれば、9月現在で中国は米国債を3967億ドル(約44兆1800 億円)保有。2000年時点の714億ドルから大きく増加した。これを上回る米国 債保有国は日本のみ。

中国人民銀行の周小川総裁は同日の記者会見で、「中国は強いドルを支持す る」と表明。また11日の米利下げが中国の金融政策にも影響があるとし、その 影響を調べる必要があるとの認識を示した。

周総裁は、「米金融当局の利下げ決定は、中国の金融政策に極めて大きな影 響を及ぼす」と指摘した上で、「われわれの関心は、米国のより緩和的な金融政 策が新たな金融流動性を生み出すかだ。なぜなら中国の流動性の問題は、世界市 場における過剰流動性と関連しているからだ」と述べた。

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