欧州債:下落、10年債は6週間ぶり高利回り-中銀の流動性協調供給で

欧州国債相場は下落し、ドイツ10年債利 回りは6週間ぶりの高水準に上昇した。世界経済を鈍化させる恐れのある信用収 縮の緩和に向けて、米金融当局や欧州中央銀行(ECB)を含む欧米の中銀5行 が協調して流動性を供給すると発表したことが背景。

米金融当局は、短期金融市場で高まる圧力に対処するため、入札を通して金 融システムに流動性を供給するほか、相互通貨協定(スワップ協定)に基づき欧 州とカナダの中銀に240億ドルを供給することを明らかにした。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの債券ストラテジスト、フレッ ド・グッドウィン氏は、欧米中銀による協調資金供給について「衝撃と畏怖だ」 と述べた上で、「当局が問題解決をちゅうちょしている、あるいは解決できない との不安から、国債相場には大量の安全資産プレミアムが織り込まれている。今 からは安全投資買いの大規模な巻き戻しが起こるだろう」と語った。

ドイツ2年債利回りは一時、18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)上昇と、8月22日以降で最大の上げとなった。同利回りはロンドン時間午 後3時36分現在までに、前日比13bp上げて4.03%となった。4%を超えたの は先月11日以来で初めて。同国債(2009年9月償還、表面利率4%)価格は、

0.22ポイント低下し99.94。10年国債利回りは同6bp上げて4.31%。

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