日本株は下げ渋る、銀行株の売り一巡-米利下げ評価や円高修正(2)

午後の東京株式相場は売り一巡後、先物 主導で急速に下げ渋っている。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロ ーン問題への対策として米国の利下げを評価する見方も出ており、三菱UFJ フィナンシャル・グループなど銀行株が下げ幅を縮小。三井物産など大手商社 は堅調で、卸売業指数はプラスに転じた。外国為替市場では午前の水準よりさ らに円安が進行し、キヤノン、ホンダ、コマツなど輸出関連株も下げが縮まっ ている。

ドイツ証券の武者陵司副会長兼CIO(チーフ・インベストメント・オフ ィサー)は、失望感も広がった米利下げについて、「引き下げ幅よりもサブプ ライムの悪影響を最小限にとどめようとしたスタンスが重要」と強調。今回の 利下げは評価できるとし、政府やFRB(米連邦準備制度理事会)、民間金融 機関による対策への姿勢が明確になったのは明るい材料だとしていた。

午後2時15分時点の日経平均株価は前日比130円69銭(0.8%)安の1 万5914円3銭、TOPIXは10.88ポイント(0.7%)安の1556.14。東証1 部の売買高は概算で17億60万株。値上がり銘柄数は630、値下がり銘柄数は 949。

午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が9、値下がり 業種が24。石油・石炭製品、卸売、鉱業、サービス、建設が高い。半面、輸送 用機器、銀行、不動産、電気・ガス、保険、陸運が安い。

外国為替市場では、午後になってドル・円相場が1ドル=111円8銭まで 円高修正が進行。午前は海外での円高の流れを引き継ぎ、一時110円63銭ま での円買い・ドル売りが進んでいた。

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