米フロリダ州投資基金、金利収入を内部で保持へ-資産劣化に対応

米フロリダ州政府が運用する投資基金は 11日、同基金に資金を預ける州内自治体や教育委員会に11月分の金利収入 9500万ドル(約105億円)を支払わず、資産劣化問題に対処するため内部で保 持する方針を明らかにした。

この方針は、州当局と基金問題のアドバイザーに起用された投資会社ブラ ックロックが、同基金に資金を預ける自治体との会合で発表した。同基金では 11月、サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン関連投資で資産が劣 化したことが明らかになり、解約が相次ぎ、一時解約を停止する措置もとられ た。それ以前の同基金の運用資産は総額270億ドルで、米国内では最大級の規 模だった。

ブラックロックは立て直し策の一環として、自治体などによる基金解約に 限度を設けた。今回の金利収入保持の決定で、自治体財政にかかる負担は一段 と増えそうだ。州内自治体は先月まで、同基金に銀行口座のような形で資金を 預け、給与その他の費用を日常的に引き出していた。

オレンジ郡の会計監査担当幹部、ジム・モイエ氏は「11月の金利収入は得 られるものだと考えていた」と指摘。「現行の規則には今回のような措置を認 める規定は見当たらない」と述べた。同氏は同郡が得られなくなった金利収入 を70万―80万ドルとみている。

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