米シティグループ、パンディット氏をCEOに指名-即日就任(2)

米銀シティグループは11日、元モルガン・ スタンレー幹部のビクラム・パンディット氏(50)を最高経営責任者(CEO) に指名した。辞任したチャールズ・プリンス氏の後を引き継ぎ、住宅ローン関 連損失後の業績立て直しを図る。

シティの発表によると、パンディット氏は即日就任する。暫定CEOを務 めていたウィン・ビショフ氏が会長となる。プリンス氏が辞任した11月4日以 来、会長を務めていた元米財務長官のロバート・ルービン氏は、元の経営委員 会会長に復帰する。

パンディット氏は7月に、プライベートエクイティ(未公開株)およびヘ ッジファンド投資の責任者としてシティに加わった。新CEOとして、16年ぶ りの四半期赤字から業績を回復させ、格下げを回避することが急務となる。米 国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の損失から減配に 追い込まれるとの懸念などを背景に、シティ株は年初来で約40%下落している。

ジョンソン・アセット・マネジメントの金融サービス業界担当アナリスト、 ウィリアム・フィッツパトリック氏は「リスクの所在を明確にし、対応を示せ るような人材が必要だった」として、「株価は過去数カ月、急低下していた」と 指摘した。

11日のシティ株は1.54ドル(4.4%)安の33.23ドルで終了した。

パンディット氏は代替投資責任者から、トレーディング・投資銀行責任者 に昇進していた。今後はCEOとして、経験のない個人向け銀行業務も責任範 囲に含まれることになる。

同氏はアナリストとの電話会議で、「最優先の課題は生産性だ」と語り、「す べての業務についてコスト構造を見直す」方針を示した。

パンディット氏はモルガン・スタンレーに22年在籍したが、2005年に当 時のCEO、フィリップ・パーセル氏との権力闘争に絡み退社。その後、へッ ジファンドのオールド・レーンを立ち上げ、同社をシティグループに売却して いた。

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