11月の中国小売売上高、前年比18.8%増-8年ぶりの高い伸び(2)

中国国家統計局が12日発表した11月 の小売売上高は8105億元(約12兆1900億円)と、前年同月比18.8%増加 し、少なくともこの8年で最も高い伸び率となった。個人所得の増大が寄与し た。中国政府は輸出や投資への依存を抑制しようとしている。

11月の小売売上高の伸びは1999年に統計発表が開始されて以来最大で、 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト21人の予想中央値(前年 同月比18%増)も上回った。10月は前年同月比18.1%増だった。

世界的な景気減速のなか、輸出鈍化を乗り切る上で、中国国内の個人消費 増大が貢献する可能性がある。ただ、消費拡大はインフレ加速につながってお り、11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.9%上昇と、約11年ぶ りの高い伸びとなった。

スタンダード・チャータード銀行のシニアエコノミスト、スティーブン・ グリーン氏(上海在勤)は、「この日の統計は家計部門の需要の強い伸びを示 している」と指摘した。

昨年の中国の国内総生産(GDP)のうち、個人消費が占める割合は、 36%だった。米国や日本、インドは50%を上回っている。経済協力開発機構 (OECD)によれば、2008年の中国のGDP伸び率は10.7%と、今年の

11.4%(見込み)から鈍化する見通しだ。

1-11月期の小売売上高は、前年同期比16.4%増の8兆200億元。

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