欧州株:5日ぶり反落、シーメンスが安い-独景況感の悪化を嫌気

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欧州株式相場は5営業日ぶりに反落。12月 の独景況感指数がほぼ15年ぶりの低水準となったことが材料視された。

ドイツのエンジニアリング会社シーメンスと、オランダの小売り大手ロイヤ ル・アホルドが安い。スイスの銀行、UBSは下落。同行は資本増強に向けた債 券発行に伴い、新株発行数が最大12%増加する可能性があることを明らかにし た。銅相場の下落を背景に、リオ・ティントなど鉱山株が売られた。

ダウ欧州株価指数は前日比0.4%安の373.55で終了した。ダウ欧州50種株 価指数は0.6%安、ダウ・ユーロ50種株価指数は0.4%低下した。

カナダ・ライフで約140億ドルの資産運用に携わるマーク・ボン氏(ロンド ン在勤)は、ドイツの景況感指数について「統計は市場のセンチメントを反映す るため、ファンドマネジャーは現在、非常に警戒している」と指摘。「市場の回 復力が弱まったとの見方が裏付けられた」と語った。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が11日発表した12月のドイツ景 況感指数(期待指数)はマイナス37.2と、1993年1月以来の低水準に落ち込ん だ。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト41人の予想中央値では、 12月はマイナス34.5への低下が見込まれていた。

シーメンス

シーメンスは1.4%安。アホルドも1.4%下げた。仏化粧品メーカーのロレ アルは1%下落。

UBSは1.8%下落。同行はシンガポール政府投資公社(GIC)と中東の 投資家向けに発行する転換社債が株式に転換された場合、株式数は最大12%増 加する可能性があることを明らかにした。

イングランド銀行から緊急融資を受けた英銀ノーザン・ロックは4.7%安。 英紙フィナンシャル・タイムズは、ノーザン・ロックの今後について、来年1月 半ばまで決定される可能性は低いと報じた。

鉱山大手、英豪系リオ・ティントは1.8%下げた。同業の英アングロ・アメ リカンも1.8%安。銅相場は続落した。ロンドン金属取引所(LME)指定倉庫 の銅在庫がほぼ9カ月ぶりの高水準に増加したことが要因だった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比28.50ポイント(0.4%)安の6536.90。FTオー ルシェア指数は同11.07ポイント(0.3%)下げて3320.59。

ドイツのDAX指数は23.94ポイント(0.3%)安の8009.42。HDAX指 数は10.83ポイント(0.3%)低下し4086.73。

フランスのCAC40指数は26.16ポイント(0.5%)下げ5724.76で終了し た。

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