12月の独ZEW景況感:マイナス37.2に悪化-約15年ぶり低水準(2)

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW) が11日発表した12月のドイツ景況感指数(期待指数)はマイナス37.2と、 1993年1月以来の低水準に落ち込んだ。信用コスト上昇で、景気拡大の見通し が不透明になった。前月はマイナス32.5だった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト41人の予想中央値では、 12月はマイナス34.5への低下が見込まれていた。ZEWの指数はアナリストと 機関投資家を対象にし、向こう6カ月の景況感を示す。ゼロを分岐点に数字が大 きいほど楽観的な見方が多いことを表す。

米住宅不況の影響で短期市場金利は少なくとも6年ぶりの高水準に上昇した のに加え、過去最高水準にある原油相場やユーロ高が企業業績を圧迫している。 国際決済銀行(BIS)は10日、投資家が信用収縮は2008年の1-3月(第1 四半期)より先まで継続するとみていると発表した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の欧州担当チーフエコノミスト、ホルガ ー・シュミーディング氏は「金融市場の混乱がいつまで続くのか、投資家は確信 が持てていない」と述べ、「欧州における悪いニュースはまだすべて出ておらず、 もしこの逼迫(ひっぱく)が続けば、実体経済に影響が及ぶだろう」と指摘した。

資産規模で欧州最大の銀行、スイスのUBSは10日、米サブプライムロー ン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連投資で100億ドル(約1兆1200億 円)の評価損を計上したと発表した。

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