10-12月の米成長率は1%に低下か、個人消費鈍化で-BN調査

米国の経済成長率は2007年10-12月(第 4四半期)に1%に低下するもようだ。個人消費の鈍化と3年目に入った住宅 不況が響く。ブルームバーグ・ニュースが3日から10日にかけてエコノミスト 63人に実施した調査で同見通しが明らかになった。

11月時点の調査では、1.5%成長が見込まれていた。今月の調査中央値では 08年1-3月(第1四半期)の成長率予想も1.5%と、前回調査から0.5ポイン ト下方修正された。

国内総生産(GDP)の3分の2以上を占める個人消費は来年、17年ぶり 低水準の伸びにとどまりそうだ。エネルギーコスト高と住宅の値下がりで消費 者の購買力は低下している。調査結果によると、米金融当局がリセッション(景 気後退)入りを回避するため、11日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策 金利を引き下げ、来年初めにも追加利下げを実施する見込み。

三菱東京UFJ銀行のシニア金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「消 費者にはすべてが逆風だ。信頼感はかなり低下し、ガソリン高も打撃だ。リセ ッション入り間近の状況だ」と語る。同氏は第4四半期の成長率見通しを0.5% へ引き下げた。

07年7-9月(第3四半期)の米成長率は4.9%。第4四半期と来年第1四 半期にそれぞれ予想される平均1.7%の個人消費の伸びは5年ぶり低水準とな る。08年通年の伸び率は2.1%と予測されるが、これは米国がリセッションに陥 った1991年の0.2%以来で最も低い伸び率だ。

バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長も10月に、消費者は信用収 縮とガソリン高、住宅の価値下落などの「逆風」に直面しているとの認識を示 している。

今月のエコノミスト調査中央値によれば、11日のFOMCではフェデラル ファンド(FF)金利の誘導目標が0.25ポイント引き下げられて4.25%となっ た後、08年の最初の2回の会合のどちらかで同程度の再利下げがあると見込ま れている。11月の調査では、11日のFOMCは金利据え置きとの予想だった。 08通年の成長率見通しは2.3%で、今年の予想は2.2%。

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