アルゼンチンで初の女性大統領が誕生-フェルナンデス氏が就任宣誓

アルゼンチンで10日、クリスティ ナ・フェルナンデス・デ・キルチネル氏が同国初の女性大統領に就任した。 10月の大統領選挙で勝利を収めた同氏は、夫のネストル・キルチネル前大統 領の政策継続の姿勢を打ち出しているが、前大統領の下でアルゼンチンの経済 成長とインフレはともに加速してきている。

フェルナンデス新大統領(54)は、ブエノスアイレスの議会施設でニュ ーヨーク時間午後1時12分(日本時間11日午前3時12分)に就任宣誓を 行った。白いドレスに身を包んだ新大統領の横には、キルチネル前大統領が立 った。任期は4年。

フェルナンデス新大統領が前政権の景気拡大政策を支持する姿勢は、物 価抑制への取り組みと相反する可能性がある。一部のエコノミストは、同国の インフレ率は実際には政府発表数値の2倍とみる。アナリストらは、新大統領 は労働組合との間でインフレ加速につながらないような賃金水準で合意し、エ ネルギー部門に投資を呼び込む努力が必要だと指摘する。

アルゼンチンは2001年後半の経済危機から回復し、年間8%を超える 成長率を達成。失業率は07年4-6月期に15年ぶり低水準となる8.5%に 低下している。前大統領が就任する1年前の02年には21.5%に達していた。

フェルナンデス新大統領は就任演説で、「貧困との戦いにおいて、一部 顕著な勝利を収めたが、貧しい人々が存在する限り最終的な勝利とはならな い」と語った。

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