新日鉄住金:改正建築基準法による需要低迷で3月まで薄板の減産継続

国内ステンレス最大手の新日鉄住金ステ ンレス(NSSC)は10日、主力のニッケル系冷延薄鋼板の減産を来年3月 まで継続すると発表した。鋼板の母材となるステンレスを作る製鋼工程につい ては11月以降フル生産を再開したが、改正建築基準法による需要低迷が長期 化すればあらためて減産も検討する。

国内ステンレス市場は、6月以降ニッケル急落によるステンレス価格の先 安感により需要が低迷し、新日鉄住金はニッケル系冷延薄鋼板の一般流通分の 受注を6月から9月まで止め、10月から受注を再開したばかり。製鋼工程でも 8-10月に減産を実施していた。

ニッケル市況が安定的に推移しているため、12月契約分の一般流通価格は 1トン当たり52万円と前月から据え置いた。同社のニッケル系ステンレス価 格は直近2カ月のニッケル市況を反映して決める。5月以降急落したニッケル 市況が8月以降下げ止まったため、同社は11月に5カ月ぶりの値上げを実施 した。

厚中鋼板(厚さ2ミリ以上)についても53万円、クロム系ステンレス価 格も24万5000円とそれぞれ11月価格を据え置いた。

新日本製鉄の株価終値は前週末比2円(0.3%)安の664円、住友金属工 業は同4円(0.8%)安の483円。

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