欧州債:10年債下落、利回り4.26%-ECB当局者がインフレ懸念表明

欧州国債相場は下落。欧州中央銀行(EC B)の政策委員会メンバーによるインフレに関する発言に加え、株式相場の上昇 を背景に国債需要が減退した。

ECBの政策委員会メンバー、フィンランド中央銀行のリッカネン総裁は 10日、「中期的に物価安定に対する上振れリスク」があると指摘した。ECB のシュタルク理事は、同行はインフレ抑制のために「行動する準備がある」と語 った。シンガポールと中東の投資家がUBSから115億5000万ドル相当の転換 社債を購入することで合意したことを背景に、株式相場は上昇した。

ABNアムロ・ホールディングの債券ストラテジスト、ジェイソン・シンプ ソン氏(ロンドン在勤)は、「金融市場での悪いニュースにもかかわらず株式相 場が上昇したのに加え、ECB当局者はインフレ懸念を明確にした」と語った。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後5時34分現在までに、前週末比 7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)上げて4.26%となった。2年 国債の利回りは同2bp上げて3.92%。一時は3.86%まで低下した。

10年債の2年債利回りに対する上乗せ幅は33bpと、ここ1週間で最大とな った。前週末時点では29bpだった。

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