NY原油時間外:88ドル近辺-米在庫が十分との見方で先週は下落

ニューヨーク原油先物相場は、10日の時間 外取引で、1バレル当たり88ドル近辺で推移している。米景気減速と燃料在庫 の増加により需要が抑制されるとの観測から、先週の原油相場は下落した。

米金利先物市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が11日に開く連邦 公開市場委員会(FOMC)で、米景気を下支えするため74%の確率でフェデ ラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げるとの見方が示 されている。また、米エネルギー省(DOE)が先週発表した在庫統計によると、 需要の軟化に加え、製油所の稼働率が10週間ぶりの高水準を維持したことから、 前週の米燃料在庫は急増した。これを受け、先週の原油相場は下げた。

豪コモンウェルス銀行(シドニー)の商品ストラテジスト、デービッド・ム ーア氏は「実際の需給逼迫(ひっぱく)の程度に関して、市場では若干の不透明 感がある可能性が高い」と指摘。「11日にはFOMCを控えている。利下げは もう十分に相場に織り込まれているようだが、利下げをきっかけに相場が変動す る可能性もある」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場1月限は10日の時 間外取引で、シドニー時間午前10時9分現在、前週末比27セント安の1バレル 当たり88.01ドル。7日終値は前日比1.95ドル(2.2%)安の88.28ドル。先週の 週間ベースの下落率は0.5%だった。

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