日本株は反落へ、米大幅追加利下げ期待が後退-輸出や銀行株安い(2

週明けの東京株式相場は反落する見通し。 好調な米雇用統計を受け、11日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での 大幅な追加利下げ期待が遠のいたことから、トヨタ自動車などの輸出関連株が下 落する公算。金融不安の継続から三菱UFJフィナンシャル・グループなどの金 融株も売られそうだ。週末に株価指数先物・オプションの特別清算値(SQ)の 算出日を控えているため、先物主導で荒い動きになりやすい。

三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長は、「今後の株式相場が上昇するか 下落するかはFOMCでの利下げ幅で決まるだろう。0.25%であれば利益確定売 りが先行し、0.5%ならば年末年始高となる可能性が高い」と話していた。

シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物12月物の7日清算値は1万6010 円で、大阪証券取引所の終値(1万5940円)に比べて70円高だった。取引開始 直後はCMEの終値にさや寄せして上昇する可能性があるが、徐々に売りに押さ れそうだ。

大幅な追加利下げ期待遠のく

米国で大幅な追加利下げ期待が遠のいている。前週末7日発表された11月 の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比9万4000人増加と、ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値(8万人増)を上回った。米 国景気の予想以上の底堅さが示されたことから、今週開催されるFOMCでの

0.5ポイントの追加利下げ見通しが後退。7日の米国株式相場は方向感の乏しい 展開となった。

ブルームバーグ・プロフェッショナルで、FF金利の先物相場から算出した 市場が予想している利下げ度合いを見ると、8日時点で4.5%から4.0%に下げ るとの見方が26%と、7日時点の36%から減少した。1週間前は38%だった。

主要株価指数の終値は、S&P500種株価指数が前日比2.68ポイント (0.2%)安の1504.66。ナスダック総合指数は2.87ポイント(0.1%)安の

2706.16。一方、ダウ工業株30種平均は5.69ドル高の13625.58ドル。

石油関連株が下げる公算

在庫が今冬の需要を満たすのに十分あるとの見方から前週末のニューヨーク 原油先物相場が反落したことを受け、この日の株式市場では国際石油開発帝石ホ ールディングスなどの石油関連株が下落する公算。ニューヨーク商業取引所(N YMEX)で取引される原油先物1月限は前日比1.95ドル(2.2%)安の1バレ ル=88.28ドルで終えた。

九九プラスが下落見通し、デンソーは上昇公算

個別では、11月の既存店売上高が前年同月比1.4%減となった九九プラスの ほか、ベアボード・パッケージ検査機への需要が台湾中心に後退し、今期(07 年12月期)の業績予想を下方修正したHIOKIが軟調に推移しそうだ。

半面、中国でエンジン部品やカーエアコンなどの生産を拡大し、2010年度 に同国での売上高を今年度見通し比で5-6割増となる2200億円に引き上げる と9日付の日経新聞朝刊で報じられたデンソーが上昇しそうだ。8日付の日経新 聞朝刊で、イタリアで来年1月から農業用の液体肥料を現地生産するなど、海外 で相次いで新規事業に乗り出すと報じられたコスモ石油も上昇公算。

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