トリシェECB総裁:原油高によるインフレ高進を警戒、防止に努力へ

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ 総裁は、原材料コストの上昇でインフレ高進が定着しユーロ圏の景気拡 大が圧迫される事態にならないよう防止策を講じると明言した。

同総裁は仏テレビ局のウェブサイト上で7日公表されたインタビュ ーのなかで、「こうした二次的影響を防ぐ必要があり、原油や原材料、 食品価格の上昇が他の財やサービス価格および賃金に波及しないことを 確実にしなければならない」と述べた。その上で、「警戒を強めており、 中期的にインフレ期待を2%未満、もしくは2%に近い水準にしっかり と抑制するために必要なことはすべて実行する」と付け加えた。

同総裁はまた、そうでなければ極めて不利な「価格・賃金の悪循環 が生じ、物価安定の達成が困難になる」と指摘。「そうなれば景気拡大 ならびに雇用にとって非常に悪い結果となろう」と語った。

その上で同総裁は、「インフレリスクは現実のものとして確認済み だというのがわれわれの結論だ」と指摘。「同時に、一定の不透明感が 存在するとみている」と述べた。

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