10月のドイツ鉱工業生産指数、0.3%低下-予想より落ち込み小幅(2

ドイツ経済技術省が7日発表した10月の鉱 工業生産指数(製造業と建設業、公益事業、鉱業が対象、2000年=100)速報値 は、季節調整済みで前月比0.3%低下となった。低下率は市場予想に比べ小幅に とどまった。製造業向け機器など投資材の生産増加が寄与した。前月は0.1%上 昇に改定された。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト38人の調査中央値では、 10月は前月比0.5%低下と見込まれていた。前年同月比では営業日数調整済みで 6%上昇となった。

欧州一の経済大国、ドイツでは、対ドルでのユーロ上昇で輸出競争力が弱ま り、最高値水準にある原油価格の影響で企業の購買力が低下していることから、 景気失速の恐れが出ている。ライン・ウェストファーレン経済研究所(RWI) は6日、08年の独成長見通しを下方修正した。ただ依然として10月の製造業受 注指数が4カ月ぶりの大幅上昇を示したことで、鉱工業生産の落ち込みは限定的 とみられる。

コメルツ銀行のエコノミスト(フランクフルト在勤)、マシアス・ルビシュ 氏は「ここ数カ月、新規受注は横ばいの状態が続いている。これが鉱工業生産指 数の一層の上昇の可能性を制限した背景だ」と指摘し、「鉱工業生産は時折落ち 込むかもしれないが、全体的な傾向は依然プラスだ」と述べた。

10月の指数は、投資財の生産が前月比2.1%上昇し、エネルギー生産は

3.6%低下となった。耐久消費財生産は3.5%低下。

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