温暖化防止バリ会議:参加者の渡航によるCO2排出量は車2万台分

国連気候変動枠組み条約締約国会議に参加 するため、世界各国から政府高官や活動家らが開催地であるインドネシアのバリ 島に飛行機で渡航することが、自動車約2万台の年間の温暖化ガス排出に相当す る大気汚染につながるとの見方が出ている。

同会議を主催する国連当局がブルームバーグ・ニュースあてに送付した電子 メールによると、参加者のバリ島への渡航は1人当たり平均4.07トンの二酸化 炭素(CO2)排出につながると推計されている。バリ島はジャカルタから約 950キロに位置する。

約2週間にわたって開催中の温暖化防止バリ会議に参加する187カ国の代表 者の一部は、植林や排出権の購入を通じてCO2排出量を相殺することを約束し た。ただ、一部の科学者は、このような象徴的な行動は温暖化阻止にはつながら ないとみている。

欧州委員会(ECB)の気候関連戦略の責任者であるアルツール・ルンゲメ ツガー氏は5日、バリ島でインタビューに応じ、「これほど多くの人々が遠隔地 に集まり、CO2排出の原因になっているのに、一方で排出量の削減について協 議するということに関して、人々の理解を得るのは非常に困難だ」との見解を示 した。同氏は自身の渡航による排出量については相殺したと述べた。

飛行機の利用者がインドやブラジルなどの国々の温暖化ガス削減戦略に投資 することにより排出量を相殺することができるウェブサイト、www.atmosfair.de によると、温暖化防止バリ会議開催が原因で排出されると推計されている温暖化 ガスの総量である4万700トンは、中型車2万350台がそれぞれ1万2000キロ を走行すると仮定した場合の年間の排出量に相当する。

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