米小売り各社、12月の売り上げ増強で苦戦も-注目は販売価格

米小売り各社は今月、売り上げを伸ばす取 り組みで苦戦を強いられそうだ。住宅価格の低下や食品・エネルギー価格の上 昇を受け、消費者は定価で商品を買うことに慎重になっている。

米ディスカウトチェーン2位のターゲットは6日、2007年11-08年1月(第 4四半期)の増益を確保するには、12月の売上高が「意味のある改善」を示さ なければならないと説明。米百貨店チェーン3位のJCペニーは、来年1月5 日までの5週間の既存店売上高の減少を見込んでいる。

全米小売業協会(NRF)によると、今年の年末商戦は5年ぶりの低水準 にとどまる見通し。小売り各社は、今後さらに販売価格を引き下げる可能性が ある。住宅ローンのデフォルト(債務不履行)の増加や、乳製品・ガソリン価 格の上昇に苦戦している消費者は、セーターや家電品の50%以上の値引きを期 待し、年末商戦終盤まで買い物を手控える可能性がある。

米マニング・アンド・ネーピア・アドバイザーズのファンドマネジャー、 クリスチャン・アンドリーチ氏は「今後も価格から注意をそらせるような材料 はでてこないだろう」と指摘した。

NRFによると、11、12月の売上高は前年同期比4%増と、同1.3%増に とどまった2002年以来の小幅な伸びになる見込み。S&P500小売り株30種指 数は、年初からの騰落率がマイナス12%となっている。

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