米フロリダ州投資基金が解約凍結を一部解除、12億ドルが新たに流出

米フロリダ州政府が運用する投資基金で6 日、解約を凍結する措置が部分的に解除されたところ、新たに12億ドル(約 1340億円)が流出した。同基金では11月、サブプライム(信用力が低い個人 向け)住宅ローン関連投資で資産が劣化したことが明らかになり、解約が相次 いでいた。

同基金を銀行口座のように活用していた州内の自治体は、投資会社ブラッ クロックが作成した指針に従って、限度内で資金を引き出すことが可能になっ た。州公表のデータによると、この日解約されたのは同基金に資産を預ける自 治体などがアクセスできる部分の10%に相当する額だった。

モンティチェロにあるジェファソン・カウンティ学区のハル・ウィルソン 最高財務責任者(CFO)は「解約限度額いっぱいの200万ドルを引き出し た」と述べた。同学区は11月29日に解約が凍結された時点で、410万ドルの 資金を基金内に残していた。凍結時の同基金の運用資産総額は140億ドルだっ た。

解約が相次ぐ前の基金の運用資産は総額270億ドルで、全米で最大級の規 模だった。同基金の救済と信頼回復のため、フロリダ州は11月30日にブラッ クロックをアドバイザーに起用した。強制破産を回避するために資金引き出し に制限が設けられたが、同基金内の資金を支出に充てる予定だった自治体は困 難な状況に陥る恐れがある。

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