CDO:最高格付けも額面の20%か、担保資産価値下落で-バークレイズ

英銀バークレイズは6日までに、債務担保 証券(CDO)は担保となっている米国の住宅ローン関連資産の価値目減りに より、最悪の場合、最高格付けの部分で額面の80%が失われるとの見方を示し た。

バークレイズは5日付のリポートで、メザニン資産担保証券CDOは最も 低リスクとされる「スーパー・シニア」の部分も元本の20-30%しか返済され ないとの試算を示した。メザニンCDOは主に、当初の格付けが投資適格の下 位にある住宅ローン担保証券やCDOで組成されている。高格付けの資産担保 証券で組成された優先CDOの回収率は30-65%と見積もっている。

バークレイズのニューヨーク在勤アナリスト、ジョゼフ・アストリア氏とエ レナ・ウォーショースキ氏、ウェイアン・リー氏は、担保資産の価値を正確に 評価するのは難しいとした上で、「当社の分析手法は厳密で、試算は評価の出 発点として有用だと考える」と書いている。

大手金融機関が発表している評価損の一部は、スーパー・シニアCDOの 価値低下によるものだ。JPモルガン・チェースのCDOアナリストは関連の 損失が770億ドル(約8兆5700億円)に達する可能性があるとみている。

バークレイズのアナリストらは、指標となるクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)の指数、ABXやCMBXなどに基づいて試算した。評価手 法には「重大な限界がある」という。格付け会社のスタンダード・アンド・プ アーズ(S&P)によると、クレディ・スイス・グループが管理するCDOで は、額面の75%超が失われた。

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