NEO第2号のウェブマネー:上場初日は買い気配終了、電子マネー

電子マネーを手がけるウェブマネーが6日、 ジャスダック取引所の新市場「NEO」に新規株式公開(IPO)した。買い注 文が殺到して買い気配を切り上げたが、売買は成立しなかった。NEO第2号銘 柄として注目されたうえ、新興市場に投資資金が戻ってきていることが追い風に なったようだ。

最終気配値は公開価格10万円の3倍にあたる30万円。買い注文2万1600 株に対して売りは2600株にとどまった。

いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は「NEO第1号銘柄のユビキタ スが上場後に堅調に推移したため期待感が出やすい。IPO市場は売買回転が速 くなってきており、全体的に資金回転が効いている」と話していた。14日に上 場したユビキタスは、2日目にようやく公開価格の4倍の初値を付けたほど人気 が高かった。その後いったん下落基調をたどってから26日に切り返し、この日 は51万4000円の上場来高値を付けた。

オンラインゲーム向けが主力

同社はインターネット上で決済する電子マネー「WebMoney」を運営 する。コンビニエンスストアの情報端末などを通じて1円=1ポイントで販売。 購入者は付与されたプリペイド番号をオンラインゲームなどの決済時に入力する と支払いができる仕組みだ。同社はネットサービス会社から決済手数料を受け取 っている。

同社の溝口龍也代表取締役社長は「オンライン上でクレジットカードを使用 せずに支払いができるため、匿名性が守られる。サーバーで利用者の残高などを 管理しており、専用の読み取り機が必要ないというメリットもある」と説明する。

前期末時点でウェブマネーを使える加盟店は約1400。全体の85%がオンラ インゲームの利用時に使用されており、オンラインゲーム向けでは国内トップ。 販売・取り扱い店舗は約4万店で、ローソンの店内に置かれた「Loppi」な どで購入できる。

前期の決済金額は約200億円。「オンラインゲーム市場の拡大と共に当社は 成長してきた。今後は音楽・映像配信や通販などの決済分野に進出していきたい が、まだ市場が小さいため、当面はゲーム市場の拡大が当社をけん引していく」 (溝口社長)という。

小粒で上昇しやすい

公開価格10万円から計算した今期予想PER(株価収益率)は12.9倍。公 開株式数は9200株(オーバーアロットメント含む)で、市場からの資金吸収額 は9億2000万円だ。丸三証券エクイティ部の川口弘次次席は、「小粒な銘柄で あるうえ、12月はIPOの社数が少なく、需給面からも上昇しやすい」と話す。

今期(08年3月期)の単独経常利益は前期比7.7%増の6億円の見通し。来 期は8億円、再来期は10億円を見込んでいる。今期の1株当たり当期純利益予 想は7761円19銭。

--共同取材:柿崎 元子 Editor:Makiko Asai 、Shintaro Inkyo

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