欧州債:下落、10年債利回り4.08%-ECB総裁発言で利下げ期待後退

欧州国債相場は下落。欧州中央銀行(EC B)のトリシェ総裁がインフレ抑制のために一部の政策委員会メンバーが利上げ を支持したと明らかにし、これに反応した売りが膨らんだ。

同総裁は記者会見で、ECBは「物価安定に対する上振れリスクに立ち向か う用意がある」と述べた。10月のインフレ率がここ6年で最も高い伸びを示し たことを受け、ECBは定例政策委員会で政策金利を6年ぶりの高水準である 4%に据え置いた。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコ ビック氏は、「トリシェ総裁のインフレに関するタカ派的なコメントに市場はろ うばいした」と指摘。「一部メンバーが利上げを支持したという事実は、利下げ が当面ないことを示唆する。来年の利下げ観測が後退した」と述べた。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後3時46分現在までに、前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)上げて4.08%。一時は6bp上昇 と、先月30日以降で最大の上げとなった。同国債(表面利率4.25%、2017年7 月償還)の価格は0.37ポイント低下の101.29。2年国債の利回りは同2bp上げ て3.81%だった。

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