イングランド銀:0.25ポイントの利下げ-政策金利、5.5%に(2)

(第3段落目以降に、エコノミストのコメントなどを追加します)

【記者:Brian Swint、Jennifer Ryan】

12月6日(ブル-ムバ-グ):イングランド銀行(BOE)は6日、金融政策 委員会(MPC)で、政策金利のレポ金利を0.25ポイント引き下げ、5.5%にする ことを決めた。2年ぶりの利下げ。信用コスト上昇で景気が減速するなか、インフ レ率は低下する公算が大きいとみられる。

ブルームバーグがアナリスト62人を対象に実施した調査では、28人が0.25 ポイントの利下げを予想。残る34人が据え置きを見込んでいた。予想がこれほど 分かれたのは3年ぶりだった。

BOEは政策金利発表後の声明で、「金融市場の環境が悪化したのに加え、家 計と企業向け融資供給が逼迫(ひっぱく)していることから、経済成長とインフレ 見通しに対する下振れリスクが高まった」と述べた。

キングBOE総裁は先週、インフレ加速に対する懸念を表明していたが、4年 ぶりの低水準となったサービス業の伸びと短期金利の大幅な上昇を受けて、金融当 局者はこうした懸念をひとまず脇に追いやった。消費者信頼感が2004年以来の低 水準となるなか、米モルガン・スタンレーなどの金融機関は、来年の英住宅価格が 下落すると予想している。

ロイズTSBグループのエコノミスト、ケネス・ブルックス氏(ロンドン在 勤)は「インフレ圧力が懸念されるものの、景気への下振れリスクが高まり始めた ようだ」と指摘。「これらが集積されたことで、BOEは圧力にさらされた」と語 った。

キング総裁は先月、2008年の英経済成長が「大幅に」減速するとの見通しを 示し、BOEが利下げを計画していることを示唆していた。この日のMPCによる 政策金利の決定は米国とカナダによる利下げに続くもの。金融当局者は米サブプラ イム(信用力の低い個人向け)住宅ローン破たんによる経済への悪影響を回避する よう努めている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE