米ジェネンテックのアバスチン,乳がん向け認可勧告せず-FDA諮問委

抗がん剤の専門家で構成する米食品医薬品 局(FDA)諮問委員会は5日、米ジェネンテックの主力製品である抗がん剤 「アバスチン」を乳がん治療薬として認可すべきではないとの見解を発表した。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)で同社の株価は、発表を受けて売買停止 されるまでに約5年ぶりの大幅安となった。

諮問委は賛成5、反対4で、アバスチンの腫瘍(しゅよう)の成長を鈍化 させる効果について、高血圧や死亡など深刻な副作用を引き起こす新たなリス クに見合わないとの結論に達した。

アバスチンは、悪性腫瘍への血液供給を断ち切る効果が初めて確認された 医薬品で、2004年に直腸がん治療薬、06年に肺がん治療薬としての認可を受け た。今年1-9月の米国での売上高は16億9000万ドルだった。アナリストは 身体のほかの部位に転移した乳がんの治療薬として認可されれば、09年の売上 高に13億ドルの上乗せ効果をもたらす可能性があるとみていた。

FDAは諮問委の勧告に従うことが多いが、その義務はない。ジェネンテ ックによると、FDAは来年2月23日までに決定を下す見込み。

ジェネンテックの売買停止前の株価は、前日比6.58ドル(9%)安の66.20 ドルと、02年9月10日以来の大幅安だった。

-- Editor: Larry Liebert, Robert Greene

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Luke Timmerman in San Francisco at +1-415-732-3135 or ltimmerman@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Reg Gale in New York at +1-212-617-2563 or rgale5@bloomberg.net

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