ヒラリー上院議員:米金融街が無謀な融資を奨励、差し押さえ危機招く

2008年の米大統領選挙で民主党候補指名 を目指すヒラリー・クリントン米上院議員(ニューヨーク州)は5日、ニュー ヨークのナスダックで講演し、米大手金融機関が無謀な住宅ローン融資を奨励 したことが全国的な住宅差し押さえ危機につながったと述べた。

クリントン議員はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの相 次ぐデフォルト(債務不履行)に伴う影響について、米金融業界は常識から考 えて住宅差し押さえにつながりかねないローンを、ある方法でパッケージ化し たと指摘。業界がこうした住宅ローンのリスク転嫁を手伝っただけだとの見方 に同調しない姿勢を示した。

同議員は「米金融機関は何が起こっているかを把握していた人からリスク を切り離し、把握していなかった人にそれを移した」と語り、「ウォール街は 住宅差し押さえ危機の発生に手を貸した。ウォール街は、われわれがこの問題 を解決するのに協力する必要がある」と強調した。

クリントン議員は今週ポールソン米財務長官に送付した書簡で、サブプラ イムローンを借りた住宅所有者への差し押さえ措置を90日間停止することや、 変動金利型サブプライムローンの月次金利を5年間凍結すること、貸し出し条 件を見直した融資案件の件数報告を住宅金融業界に義務付けることを提案して いるが、今回の講演でも提案を確認した。

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