イングランド銀:政策金利は「際どい」決定に,住宅価格低下で-6日発表

イングランド銀行(英中銀)は6日の金融 政策委員会(MPC)で、インフレ加速の懸念と住宅不況の兆しを両にらみし、 「際どい」政策金利の決定を強いられることになりそうだ。

ブルームバーグがアナリスト62人を対象に実施したアンケート調査では、 28人(45%)が0.25ポイントの利下げを予想。残る34人(55%)が据え置き を予想した。予想がこれほど分かれているのは2004年6月以来。過去1週間に 発表された英経済指標によると、11月の住宅価格は10年ぶりの大幅な下落を記 録。サービス業の伸びも4年ぶりの低水準だった。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントのエコノミスト、イアン・ カーノハン氏は「今月の政策金利の決定は実に際どいものとなる」と指摘。「景 気はかなり速いスピードで鈍化しており、金融事情も逼迫(ひっぱく)してい る。これだけで十分に決定を動かすはずだ」と語った。

バークレイズ・キャピタルなど銀行・調査会社9社は5日、景気減速を裏 付けるデータを理由に、予想を据え置きから利下げへと変更した。イングラン ド銀のキング総裁はインフレ懸念を表明し続けているが、信用コストの上昇は 住宅セクターに悪影響を与え、英経済の成長を阻害する恐れがある。

イングランド銀行はロンドン時間正午(日本時間午後9時)に政策金利を 発表する。英国の政策金利は現在5.75%と、主要7カ国(G7)で最高水準。

イングランド銀行の45分後には、欧州中央銀行(ECB)も政策金利を発 表する。ブルームバーグがエコノミスト62人を対象にした調査では、全員が据 え置きを予想した。

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