NZ中銀:政策金利8.25%で据え置き、インフレ加速予想-NZドル上昇

ニュージーランド(NZ)準備銀行は6日 に開いた政策決定会合で、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レート を過去最高の8.25%で据え置いた。原油と食料品価格上昇でインフレ率が従来 予想よりも高まるとの見通しを示した。

NZ準備銀行のアラン・ボラード総裁は声明で、「インフレ圧力は高まっ ており、政策金利は予想よりも長く、現行の水準にとどまる可能性が高い」と 述べた。

長期にわたる景気拡大で労働需給が逼迫(ひっぱく)し、賃金上昇をあお っていることに加え、乳製品の価格上昇で酪農家の収入も増えている。中央銀 行は個人消費と住宅需要がさらに減速するまでは利下げを検討することはない だろうと、バンク・オブ・ニュージーランドのシニア市場エコノミスト、クレ ーグ・エバート氏は指摘する。同氏は中銀の発表前に、「インフレは引き続き、 ニュージーランド経済の根本的懸念材料だ」と話していた。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、16人全員が 据え置きを予想していた。2008年6月30日より前の利下げを予想するのは2人 にとどまり、1人は利上げを予想している。

据え置き発表後のウェリントン時間午前9時10分(日本時間同5時10分) 現在、NZドルは1NZドル=0.7671米ドルと、発表直前の0.7646米ドルから 上昇している。

ボラード総裁は「常になく不安定な」世界の金融市場の状態が、米国など ニュージーランドの貿易相手国の景気を減速させる公算が高まったとの認識を 示した。NZ中銀はインフレ率1-3%を目標としている。同総裁は、現行の 政策金利水準は中期的にこの目標を達成するのに「依然として適切」との考え を示した。

同総裁は原油と食料品高による来年のインフレ加速を予想し、08年3月31 日までの1年間のインフレ率は3.2%と、今年9月30日までの1年の1.8%か ら上昇するとの見通しを示した。08年下期の平均は3.4%となり、その後09年 下期には2.6%に低下すると予想されている。

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