フェルドシュタイン教授:米当局は来年まで利下げ継続を-3%程度も

ハーバード大学のマーティン・フェルドシ ュタイン教授は5日までに、米金融当局は2008年に入っても利下げを続けるべ きだとの考えを示し、信用市場の不安定さが個々の利下げの効果を薄めている と説明した。

フェルドシュタイン教授はインタビューで、「米景気は減速が続いており、 来年のリセッション(景気後退)の確率は高まっている」として、「米連邦公 開市場委員会(FOMC)は08年に入っても利下げを続ける覚悟が必要だ。景 気の弱さが続いていれば、来年末までに3%前後となっていても恐れてはなら ない」と語った。

FOMCは信用市場の混乱を受けて9月以来、フェデラルファンド(FF) 金利の誘導目標を合計0.75ポイント引き下げている。11日の会合では少なくと もさらに0.25ポイントの利下げで4.25ポイントにすると予想される。金利先物 市場は0.5ポイント利下げの確率を38%織り込んでいる。

フェルドシュタイン教授は、「問題は、信用市場が非常に厳しい緊張状態 にあることだ。金融機関の資本に限りがあり、金融市場への信頼感欠如が融資 決断を妨げている状況では、利下げはこれまでのような効果を持たない恐れが ある」と分析した。

同教授はまた、利下げに加えて財政による景気刺激を呼び掛けているとし て、「米景気が来年大幅に減速し始めれば、財政出動となるだろう」と述べた。 大幅減速の兆候の1つとして雇用減を挙げた。

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