リーマン証・山下氏:債券需給のピーク近い、年内1.7%手前まで上昇も

リーマン・ブラザーズ証券のチーフJGB ストラテジスト、山下周氏は5日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビュー で、きょうの債券相場の見通しや今後の需給動向、新発10年債利回りの水準な どについて語った。主な内容は以下の通り。

債券相場の見通しについて:

「きょうは、高値圏でのもみ合いとみている。昨日の10年国債入札を見る と、前回債対比で0.2ポイント低いクーポンだったにもかかわらず、結果が順 調で投資家から一定の需要が見られた。いまの金利水準は非常に低いが、きの うの入札結果を見る限り、良好な需給に支えられやすいと考えている」

「1-2カ月の期間で考えると、大幅な金利上昇はないというのが市場コ ンセンサスになりつつある。ただ、足元の金利水準から、来週の5年債入札、 先物限月交代、FOMC(米公開市場委員会)といったイベントが終わると少 し金利が上がる局面があるとみている」

「あすの10年物価連動国債入札や来週の5年債入札となると、物価連動債 は海外勢中心の需要しか見えていないし、5年債のところは金利水準自体が非 常に低すぎる。10年債とは違って、需要の強さがあまり期待できない。需給要 因のピークが近づいているのではないかと解釈している」

新発10年債利回りの水準について:

「足元は、米国の住宅市場に端を発した信用不安が一番の鍵になっている。 金利水準で動く相場でないわけだが、一つの目安として1.7%手前というところ までは年内に調整余地があるのではないか」

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