欧州株:3日ぶり反発、予想上回る米統計を好感-ポルシェなどに買い

欧州株式相場は3営業日ぶりに反発。5日発 表された米労働生産性と民間雇用者数の統計が予想を上回ったことを受け、米国 がリセッション(景気後退)入りするとの懸念が後退したことが要因となった。

独スポーツ車メーカーのポルシェと仏セメントメーカーのラファルジュを中 心に、北米市場への売り上げ依存度が高い企業が上昇した。ニューヨーク市場で 原油価格が一時、1バレル当たり2ドル以上の大幅高となったほか、金属価格が 上昇したことを背景に、ロイヤル・ダッチ・シェルとアングロ・アメリカンも高 い。

調査会社による半導体価格の反発見通しを受けて、インフィニオン・テクノ ロジーズが半導体株の上げを主導した。

ダウ欧州株価指数は前日比1.7%高の369.61で終了。18産業グループすべ てが上昇。前日までの2営業日では米景気懸念から1.9%下げていた。ダウ欧州 50種株価指数は前日比1.8%上げ、ダウ・ユーロ50種株価指数は1.6%上昇し た。

フランクフルト・トラスト(フランクフルト)で170億ドル相当の資産運用 に携わるライムント・ザクシンガー氏は、「一部投資家はこの日の経済データか ら、サブプライム危機による米景気全体への大きな影響はないと判断した」と指 摘した。

ポルシェ、ラファルジュ

ポルシェは3.2%高。同社の2006年の売上高のうち3分の1以上は米国か らのものだった。ラファルジュは1.7%上げた。同社は昨年の売り上げ全体のう ち25%以上を北米市場から得ていた。

英蘭系石油会社シェルは3.8%高、仏製油会社トタルは2.8%上げた。ニュ ーヨーク市場の原油先物相場は一時、前日比2.07ドル高の1バレル=90.39ド ルまで上昇した。石油輸出国機構(OPEC)が原油生産枠の据え置きで合意し、 米国の増産要求を拒否した形となった。

英鉱山会社アングロ・アメリカンは5%上昇。カザフスタン最大の産銅会社、 カザフミスは2.8%高。ニューヨーク市場の銅先物相場は3日ぶりに反発した。

独半導体メーカー、インフィニオンは8.4%高。同業でオランダのSTマイ クロエレクトロニクスは3.1%上げた。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比178.60ポイント(2.8%)高の6493.80。FTオ ールシェア指数は同86.89ポイント(2.7%)上げて3296.03。

ドイツのDAX指数は135.83ポイント(1.7%)高の7944.77。HDAX指 数は72.87ポイント(1.8%)上昇し4049.29。

フランスのCAC40指数は111.86ポイント(2%)上げ5659.07で終了し た。

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