11月米ISM非製造業指数は低下、ADP雇用は5万人増か-BN調査

ブルームバーグ・ニュースが金融・調査機関 71社を対象に実施した調査の予想中央値によれば、米供給管理協会(ISM) が5日に発表する11月の非製造業景況指数は55.0と、10月の55.8から低下し たとみられる。住宅調整深刻化が景気を失速させるリスクが高まっている。

給与明細書作成代行会社オートマティック・データ・プロセッシング(AD P)エンプロイヤー・サービシズ集計の11月の米民間部門の雇用者数も5日に 発表されるが、10月の半分の雇用増にとどまると予想されている。

住宅建設の減少や、サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン危機 が、小売り、卸売り、金融セクターに打撃を与え、労働市場の鈍化が消費抑制に つながる恐れもある。米経済が広い範囲で鈍化するとの懸念も高まり、米金融当 局の追加利下げを促す要因になる可能性もある。

バンク・オブ・アメリカ投資戦略グループのチーフエコノミスト、リン・リ ーサー氏は「金融セクターでの危機が米経済の他のセクターに波及しつつある」 と指摘。非製造業の景況感は10月に上昇したが、11月は「逆の動きになるだろ う」と述べた。

ISM非製造業景況指数の発表時刻は午前10時(ワシントン時間、以下同 じ)。ブルームバーグ調査での予想レンジは51.5-56.4。同景況指数で50は景 気の拡大と縮小の境目を示す。

ADP民間部門雇用者数の発表は午前8時15分。調査では、5万人増(22 社の中央値)が見込まれている。10月は10万6000人増だった。

米労働省が午前8時半に発表する2007年7-9月(第3四半期)の米非農 業部門労働生産性指数(改定値)は前期比年率5.9%増(調査中央値)と、速報 値から上方に、単位労働コストは同1.2%低下と、下方にそれぞれ修正されたも よう。効率性が向上すれば、企業がエネルギー費用を製品価格に転嫁する圧力は 和らぎそうだ。

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