ネットプラ株はストップ高気配続く、ヤフー・Eベイ連合の恩恵期待

東証マザーズ上場のネットプライスドット コムの株価が、2日連続でストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)買い気配。ポ ータル(玄関)サイト国内最大手のヤフーは4日、ネットオークション世界最大 手の米イーベイとオークション分野で業務提携すると発表した。その共同サイト での運営代行業務をネットプライス子会社が受託しており、収益拡大を期待した 買いが膨らんでいる。

午前の取引終了時点での気配値は7万4000円で、注文状況は買い3272株に 対し、売り注文は5株にとどまり、なお売買が成立しそうな状況にない。前日も、 3日終値に対してストップ高(5000円高)水準の6万9000円買い気配のまま終 了していた。

投資顧問マーケット・アンド・テクノロジーズの内山俊隆社長は、「仮想現 実の分野での決済など金融関連の技術を持つ上、グローバルな規模で展開できる 企業は強い」と指摘。ネットプラについては、「世界規模の事業に絡むことから、 将来的な収益拡大期待が先行しての買い注文だ」見ている。

「セカイモン」で国際業務に従事

ヤフーとイーベイは4日、年末商戦の時期に合わせて日本国内で購買代行サ イト「セカイモン」を開設。同サイト通じ、イーベイに出品されている商品につ いて日本から入札参加ができる。ネットプライスの子会社ショップエアラインが 同サイトの代金徴収や物流などの運営を受託した。セカイモンのサイトは、アク セスが集中し利用が制限される状態が続いている。

ネットプライス佐藤輝英社長は4日のヤフーとの合同会見で、セカイモン利 用の手数料は「落札価格の15%程度」と表明。ヤフー側もネットプライスの持 つノウハウは、今回の提携実現に不可欠(広報の佐藤公彦氏)だったとしている。 同サイトでの利益の原則3分の1がネットプラの取り分となる見通し。

06年度の消費者向けEC市場は日米で2割増

経済産業省のネットオークションを含む2006年度電子商取引(EC)に関 する市場調査によると、日本の消費者向けのECは前年度比27%増の4兆3910 億円、米国の市場規模は同21%増の19兆2700億円。

またマーケットテクの内山氏は、当面の日本株市場ではサブプライム問題な どで大型株の低迷が予想されるとし、「米国でもネット関連企業の一部が見直さ れ、上昇している。国内でも新たなネット・IT関連銘柄に注目が集まりつつあ る。ネットプライスはその先駆け」とも解説していた。

ヤフー株はこの日、一時3.7%高の5万6300円まで上げたものの、午前終 値は0.9%安の5万3800円と失速した。

--共同取材:近藤 雅岐  Editor:Shintaro Inkyo

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