コーセー株が3日続伸、化粧品の収益性改善の進展期待-CS証が強気

化粧品メーカーのコーセー株が3日続伸。 前日比95円(3.3%)高の2950円を付ける場面があった。前期減収だった主力 の化粧品事業について、取引店の見直しや営業体制の拡充を進めており、業績 は今期から順調に回復していくとの見方が強まっている。クレディ・スイス証 券が投資判断を引き上げたことで、低迷を続けている株価が反発に向かうと期 待した買いが入ってきたようだ。

クレディ・スイス証券の大島有木子アナリストは3日付の投資家向けのメ モで、小林一俊新社長のリーダーシップの下、取引店の見直しや営業体制の拡 充、商品アイテムの削減などによって、国内化粧品事業の収益性が改善してい くとの見方を示す。

取引店の見直しでは、店舗の採算性を精査し、来期から3年程度かけて取 引店数を現在の約2万4000店から3分の2程度まで削減する方針。また営業資 源を立地条件が良く、化粧品販売に意欲的な小売店に集中させ、きめ細かなサ ービス展開を図る。さらに、ブランド内のラインやアイテムの見直しによって 消費者や流通に分かりやすい商品体系を構築する、という。

大島氏はこれまで同業他社と比べ貢献度が低い海外事業についても「継続 的に利益貢献を続け、数量効果やブランドミックス改善、赤字エリアにおける 損失縮小を通して利益率も改善していく」と分析。海外事業が来期(09年3月 期)には売上高の1割超を占めると予想。国内外の伸長で2011年3月期の連結 営業利益は214億円と過去最高益を更新すると見込む。

プレステージ商品やコスメニエンス商品の販売不振、返品の廃棄損増加に よる粗利減少、人件費増加などが重なり、株価はこの1年で約4割下落した。 バリュエーションも過去5年間で最も低くなったが、「中期的な業績改善見込 みが高まっており、同社株の投資妙味が高い」と大島氏は分析。投資判断はこ れまでの「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価はこれまでの3300円か ら3800円にそれぞれ引き上げた。

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