米国市場のアジア株:続落、金融株が安い-野村Hやオリックスが下落

米国市場でアジア株相場は続落し、指標の ADR(米国預託証券)指数は1週間ぶりの安値に下落した。金融株が安い。 米銀JPモルガン・チェースが、信用市場の悪化により証券会社の利益は縮小 するとの見通しを示したことが嫌気された。

アジア企業ADR指数は、前日比0.1%安の171.86。日本企業ADR指数は 同0.3%安の111.01(バンク・オブ・ニューヨーク集計)。

シカゴ商業取引所(CME)の日経平均先物(12月限)は、同210円安の 1万5425円。大阪証券取引所は1万5470円、シンガポール取引所(SGX) は1万5455円(ともに通常取引終値)。

ケネス・ワーシントン氏率いるJPモルガンのアナリストは4日、顧客向 けリポートで信用市場の落ち込みは証券会社の債券引き受けやM&A(合併・ 買収)助言業務の利益を縮小させるとの見通しを示した。証券会社は保有債券 の価値目減りによって第4四半期に追加的な評価損計上を強いられる可能性が あるという。

野村ホールディングス(NMR US)のADRは1.2%安の17.96ドル。オリッ クス(IX US)は5.1%安の92.91ドル。オーストラリア4位の銀行ウエストパ ック銀行(WBK US)も安い。みずほフィナンシャルグループ(MFG US)は4セ ント安の10.83ドル。

中国2位の携帯電話サービス会社チャイナ・ユニコム(中国聯通、CHU US) も下落。投資家向けの書簡で、同社の1株主が1億5000株を最大24億3000万 香港ドル(約342億円)で売却したい考えであることを明らかにした。売却提 示額は、香港上場株の直近の価格を下回っている。

中国の太陽電池株は上昇。スイスのグッド・エナジーズ・インベストメン ツがソーラーファン・パワー・ホールディングス(SOLF US)の持ち株比率を6.3% から34.7%に引き上げることで合意したのが好感された。

トヨタ自動車(TM US)のADRは20セント安の110.72ドル。世界最大の 鉱山会社、豪BHPビリトン(BHP US)は61セント安の74.59ドル。

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